西欧での不朽のベストセラーが聖書なら、東洋は『易経』こそが数千年にわたって読まれているベストセラーです。
『易経』は、中国ひいては周辺のアジア諸国の伝統文化や科学技術、あらゆる分野に影響を与え続けてきましたが、今に伝わるものは、二千五百年ほど前、その遥か以前から伝わっていたものに孔子が加筆編纂したものと言われます。
一般には、占いの為の本だと思われていますが、実際には、天文や地理から導かれた哲学または宇宙観と言った方がよく、例えば占いなどで使われる「八卦」という言葉も、易経の考えで地球の自転と公転の概念が含まれているのです。
正しく読んでいけば、それが一つの宇宙観であることがわかります。易経は、「私」にとっての人生を一つの宇宙と、社会を一つの宇宙と、家を一つの宇宙と、運命を一つの宇宙と…といった具合に、一切の物事を小宇宙として見ます。
『易経』の観点を用いることで、どんな状況や環境も、それは「私」にとっての小宇宙であり、一見複雑極まりない、または一見平坦で単調な世界にも明瞭な関係性と対処法が見えてくるのです。
「易占」や各種占いは、それを利用応用することで、多様化高度化して来たのです。
易理とは『易経』の理(ことわり)を基にして世の中の情勢や、人の栄枯盛衰を判断していく占術なのです。 ※「易理」は黄家騁先生のオリジナル占法です。 |