人は誰でも相手の人相から何かを感じ取っている。その結果が人相のとおりの人間だったということも多いのではなかろうか。もう少し深く人相を観察すれば、性格や暮らしぶりだけではなく、人相がその人の運命を素直に表していることに驚くであろう。何故なら、人相は命の流れ運命の流れそのものを現しているからだ。
人相術の古典である神異賦に『骨格は一世の栄枯たり、気色は行年の休咎(きゅうきゅう)を定む』とあるように、人相には人間一代の運命の栄枯盛衰から当面の運命の吉凶が具体的に表れており、自ずと開運法も示されている。人相からそれらを読み取る者を人相見という。
人相見は自分の運命と人の運命を看破して『吉は推し進め、凶は断ち切り』、人を迷いの世界から脱せしめ、本当の幸せへの道しるべとして尽力するのである。『大なるときは則ち人の性命を活かし、小なれば則ち人の危難を救う』人相術の効用はここに尽きる。
|