中国古代の漢字だらけの難しそうな『易経』が、現代流行の西洋占星術と相補い合う関係にあると言ったら驚かれるでしょうか。易経の背景には天文の概念が潜んでいます。それは黄道(太陽の通り道)360度円の理解に他なりません。そして、実は占星術の考え方もまた黄道が中心なのです。占星術が、黄道360度を12(星座)に分割して大自然の運行を観察し運命を読み取るのに対して、易経は8・64・384といった異なるさまざまな分割で黄道を捉え、そこに社会や人生の諸変化を対応させ読んでいくのです。地球を中心にした宇宙観は、地球に生きる私たち人間と大自然の運行の見えない繋がりを解き明かしてくれます。天文や占星学によって易経がスムーズに理解でき、逆に易経によって占星学を深く理解することができるのです。その意味で「星象学」とは、現代西洋占星術のスタイルを用いながらも、その背景に易経および中国の天文占星学の視点をもって運命を深く読み取っていく方法だと言えるでしょう。 |