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黄老師 陽宅風水入門
黄 家騁
黄 家騁

「風水」という言葉がメジャーになってどれくらいが経つでしょうか。

わかっているようでわからない、本格派の風水を勉強してみませんか?

 

ここでは、風水を学びたい方へ、初歩的な陽宅風水の基礎を黄老師に解説いただきます。

実践的な内容も織り交ぜていきますので、ぜひご自宅でもお試しくださいね。

〜 第3章:太極と方位 〜  <第3回>


latest update 2006/06/16


第3章では、太極と方位に関する開運法を中心にご紹介いただきます。

まず、太極の基礎からご説明いただきましょう。

 


 

■家と社会に影響する元運180年周期のリズム

 

 元運は180年を1サイクルとする時間の流れです。“歴史は繰り返す”とよくいわれますが、時間や時代が後戻りするわけではありません。しかし何らかの周期性を以て類似の現象や流れが出現することは、多くの人が感じていることです。世の中にある無数の周期の中で、社会や時代の気の変化に焦点を当てたのが、中国古来より伝わるこの「元運」180年の周期だと言えるのです。この180年のサイクルは、一運→二運→三運→四運→五運→六運→七運→八運→九運→一運→…というふうに、20年毎に運が変化していきます。

 


 

■前半80年は北・西南・東・東南に、後半100年は西北・西・東北・南に

 

 一運から九運までの各運は、東西南北の方位とつながりを持っています。一運は「北」、二運は「西南」、三運は「東」、四運は「東南」、五運は特定方位なし、六運は「西北」、七運は「西」、八運は「東北」、九運は「南」と言う具合です。端的に言えば、その方位が最も発展的な力を持っているということです。でも、各運たった一つの方位だけが良いと言うのでは不便だと言われそうですね。ご安心ください。実は、一運・二運・三運・四運の四つ、そして五運・六運・七運・八運・九運の五つはそれぞれが一つのグループなのです。一運から四運まで80年を専門の言葉で「上元の運」五運から九運まで100年を「下元の運」とも呼んでいます。ですから方位も同様に、北・西南・東・東南が上元運の方位西北・西・東北・南が下元運の方位というふうになっています。

 


 

■前半80年(上元運)と風水

 

 上元運の期間に、もし北・西南・東・東南からの気が家や部屋の中に入っていれば大吉で発展・安定・順調という流れを作ってくれるのです。しかし、それ以外の方位からの気ならば凶ということで何かと不利な状況を生んでしまいます。

 


 

■後半100年(下元運)と風水

 

 下元運の期間は上元とは逆になります。つまり、西北・西・東北・南からの気が入っていれば大吉です。風水によるプラスの影響が必ず表れてきます。しかし、それ以外の方位の気を受けていると、何かとトラブルや不調を招き易くなるのです。現在は八運(2004年〜2023年)期にありますから、この下元運の時代にいることになります。

 


 

■もし凶方位から気が入ってきていたら、どうするか

 

 「風水」という言葉は、たくさんの人が知っているはずです。でも、風水という言葉の意味を知る人は多くありません。実際、中国でも古来より現在まで、さまざまな書籍や文献資料中に述べられている説明が暗号のようなものばかりで、かえって混乱を招いたり迷信を作り出す原因にもなっているのです。

 

 古代中国の魏晋の頃に活躍した郭璞という文官が風水について書き残しています。「風に乗ぜられて散じ、水にさえぎられて止まる」。中国で風水を学ぶ人で、この言葉を知らない人はいないくらい有名な言葉です。しかし古今、これを正しく理解した人は必ずしも多くありません。詳しくは、陽宅風水入門第1章の第1回をご覧ください。実際の住宅の風水に当てはめて言えば、「門や窓から入る気が旺盛の気であれば吉であるが、“水”があってはいけない。しかし気が衰退ならば“水”を使って進入を食い止め凶作用を防ぎ吉に転化させねばならない」ということです。

 

  これまでにもお伝えしてきたことですが、それだけ重要なことなので、ひとつ覚えておいてください。それは風水における「水」の作用とは、衰退の気を旺盛の気に転化させ、凶から吉へと導くことなのです。つまり「水」に改運または開運の秘密が隠されているということです。

 

黄 家騁(こう・かてい) プロフィール 

易経学会常務理事兼易学主任講師、『易学月刊』編纂、中国医学研究所副教授、華岡伝統医学会副会長、AFA研究員ほか。古来、中国伝統諸学の筆頭に挙げられる易経を十代の頃より教え始め、その後、星象学や風水などを含め30数年に亘り教えている。著書には『易學堤要』、『易學與醫學之綜合研究』、『洪範易知』、『易術概要』、その他、易学と星象学関連で二千余篇におよぶ執筆がある。かつて李登輝前台湾総統からの感謝状、レーガン米国前大統領就任式典への招待状なども受けている。

 

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