|
前回は筋骨質(ガッシリ型・意思の強い型)の性格と運命の見方を説明したが、今回は《栄養質》の話じゃ。栄養質というのは、《内臓がよく発達》しているタイプで、世間で言うところの《フックラ型・情が深い型》のことじゃよ。ポッチャリ型とも言うが、デブ型などとは言わんように頼むぞ。そんな下品な用語は人相術にはないからのう。

【栄養質の身体的特徴】
体はもちろん、顔全体も、まぶた、鼻、口、耳、あごなども肉付きがよくて、フックラして、丸みがあるのが栄養質の特徴じゃ。胸よりも腹のほうが大きいからすぐに分る。髪の毛や眉毛は柔らかく、手も指も肉付きがエエし、見るからにユッタリした感じじゃ。
【栄養質の性格】
《何にでも陽と陰の両面》があって、栄養質の連中の性格にも、良い面と悪い面の両面があるのじゃ。完全な人間というのはおらんからのう。
まず、良い面は《温厚》で《社交的》で《楽天的》じゃ。肥えた肉に弾力があって、顔付きに締りがあって、目に力があれば、小さいことを気にしない《親分肌》で、成功は間違いなしじゃ。
《肉に締りがある、顔つきに力がある、眼光に力があるのは、筋骨質の特徴》じゃ。栄養質に筋骨質の特徴が加わったら、温厚で社交的で楽天的な栄養質の性格に、忍耐力と行動力の筋骨質が加わって、情もあれば押しもある親分肌を発揮して、どの業界でも頭領になるのは間違いなかろう。後は知力(心性質)がどれほど加わっているかが問題じゃ。
反対に、肉がブヨブヨして、締りが無く、顔つきにも締りがなく、眼光が弱い連中は、《気まぐれ》で《怠惰》で《成り行き任せ》で《本能のまま》の悪い面が多く現れて、異性問題や金銭問題で人様に迷惑をかけるようにもなる訳じゃ。「楽をして金を儲けて、贅沢をしよう」などと、アホなことを考えて生きるのがこのタイプじゃ。「このシャバ世界をナメとんのか!」とわしゃ言いたい。
皆の衆の近くにも必ず《見本のような人間》がいる筈じゃ。良い見本であれ、悪い見本であれ、ピタッと当てはまる者の、人相と性格と運命をしっかり覚ておいてもらいたい。一度しっかり覚えたら、同じような人相の者には、同じ判断をして必ず当たる筈じゃ。それは体質の見方だけでなく、八相でも観面秘録(かんめんひろく)の八面でも、気色でも血色でも、何でもじゃ。あらゆる相の《定番、見本をより多く頭に収めること》が、人相術上達の秘訣なのじゃよ。何も難しいことではあるまい。周りにいくらでも見本が歩いておるからのう。ただし、悪い見本の者とは関わらないように頼むぞ。ロクなことがないからのう。
|