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今までに説明した、筋骨質(ガッシリ型・意思型)、栄養質(フックラ型・情愛型)、心性質(ホッソリ型・思索型)の三質の《上相(じょうそう)》と《下相(げそう)》の見方と、その運命や性格や適職などの判断の仕方も、難しく考えずに、見たまま、感じたままを素直に判断して、経験を積んでもらいたい。今回からは、三質と社会との関わりなどを話す予定じゃ。先ずは、筋骨質の大切さと役割について話してみたい。

《男の場合》は、筋骨質が主体で、栄養質と心性質が程よく加味されているのがエエのじゃよ。近頃は男女同権などと言ってるが、なんだかんだ言うても男は男、女は女じゃ。 易者の教科書である易経(えききょう)の、風火家人(ふうかかじん)の卦に、「女は位を内に正し、男は位を外に正す。男女正しきは、天地の大義なり。家に厳君ありとは、父母の謂いなり。父は父たり、子は子たり、兄は兄たり、弟は弟たり、夫は夫たり、婦(つま)は婦たり、而して家道正し。家を正しくして天下定まる」とある。 わしは、「このようにあるべき」として物事を捉えて、そこから人相を見て、《引き算》で判断することも結構多いのじゃよ。人によりけりじゃ。人様の欠点を突く訳ではないが、引き算はするのじゃ。勿論、足し算もする。 「男は位を外に正す」という訳で、男は社会に出て強く生き抜かなければ、家も治まらなければ、国も治まるまい。その為には、《意志が強く》《希望と目的を貫徹する勇気と力》を持つ筋骨質が主体でなければならないのじゃよ。それも、栄養質と心性質を兼ね備えた《筋骨質の上相》でなければならんのじゃ。何事でもそうだが、骨組みとそれを繋ぐ筋に当たる所が一番大切なのじゃ。家でも、家庭でも、国でも、話でも、文章でも何でもそうじゃなかろうか。
筋骨質は前に勉強した〈観面秘録では男面に相当〉するが、男は男らしい筋骨たくましい人相が、基準であり第一なのじゃ。と言って、栄養質と心性質の者が役に立たないと言うのではない。《生まれ持った体質》による《それぞれの役割》の違い、お役目の違いなのじゃよ。 同じ筋骨質の男でも、良い所が多いのを上相(じょうそう)、悪い面が多いのを下相(げそう)というのは前に説明したが、その違いは人相にハッキリ現れておる。
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