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何事も骨格、骨組みがしっかりしていないと駄目だということで、最初に筋骨質の話をしたのだが、解ってもらえたかのう。わしの言うことを信じてチョ〜ダイね。近頃は鬱(うつ)になってワシの所に来る連中が増えたが、その中には筋骨質の者は一人もおらんのじゃ。筋骨質の人相の特徴である《筋骨が発達した、たくましい体格》《顔つきが締まって、力がある》《眼光に力がある》という者は皆無じゃ。反対に、普段から体格と顔つきに力が無くて、眼光が弱い者ばかりじゃ。
いつもわしが言うのは、《とにかく、強く生きてチョ〜ダイね》ということなのじゃ。長生きにこだわる訳ではないが、とにかく《生きよう》ということなのじゃ。そのたくましい生命力が、個人を、家庭を、社会を活かしているのじゃよ。

筋骨質の者の《目的を持ち、それを達成する強い個性と忍耐力と行動力》が一切を動かし、進化させるのじゃ。周りを見れば分ることじゃ。筋骨質、栄養質、心性質の者のそれぞれが、適材適所で活躍しているではないか。
中でも、筋骨質が主体で、栄養質と心性質が上手く加わった《筋骨質の上相(じょうそう)》の者は、あらゆる世界で活躍している事実がある。それは、筋骨質の者は《現実派》であり、思想なり研究を《実社会に活かす》という役割を果たしているからなのじゃ。事実、筋骨質の上相の者に会うてみると《清濁あわせ呑む度量》と《貫禄》がある《親分肌》じゃ。
家庭でも会社でも世間でもそうだが、色々な意見があるが、《物事を実社会に実現さす》には、筋骨質の上相の者の働きがなくては成り立つまい。実業界では、腹芸もあり、生きるか死ぬかの丁々発止のやり取りもあるから、それを乗り切り、まとめるのは並大抵のことではあるまい。近頃の政界も財界も、筋骨質の上相の者は影を潜め、心性質や栄養質の、筋骨質が不足した者が大臣や首相になっている有様じゃ。ホンワカ顔の女大臣までおるからのう。
それと、涙もろいようでは要職は務まらんのじゃよ。水戸黄門は泣いたりせんからのう。泣きどころじゃないのじゃ。「もうできません」という首相、相撲は強いが引きこもりの横綱などは、要は筋骨質の不足なのじゃ。
《女の場合》でも、筋骨質の上相で、公私共に相性のエエ男と縁があれば、実業界で活躍するのじゃよ。あっぱれとしか言いようがないわい。「ヨッ! 肝っ玉社長!」とわしゃ褒めたい。わしにもう少し筋骨質が多ければ、もっと世間のお役に立ったはずだが……と思う今日この頃じゃ。
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